不気味なくせに愛らしい

Buffalo'66 サウンドトラック




今Buffalo'66のサントラを聴いている。疲れ気味のときちょうどいい感じの曲が多くて心地いい。もう何年も前のこと、借りてきたビデオに入っていたBuffalo'66の予告篇で、King Crimsonの"Moonchild"をBGMにムチムチなクリスティーナ・リッチがタップダンスしているシーンを観たときの衝撃は忘れがたい。
『スリーピー・ホロウ』の美しさや『モンスター』の後味の悪さを引き摺る怪演も印象的だったが、クリスティーナ・リッチといえばなんといっても『アダムスファミリー』のウェンズデーであろう。

コドモが2歳か3歳だった頃TV放送された『アダムスファミリー』に母子ではまり、その気に入りっぷりを見ていた妹が、コドモのブルーナさんの絵本にでてくる三つ編みのお下げ髪の女の子のお人形をウェンズデーちゃんと命名したりしたものだ。

まだあどけないはずのクリスティーナ・リッチが演じたウェンズデーは、周囲の大スター=パパ役ラウル・ジュリア、ママ役アンジェリカ・ヒューストン、フェスターおじさん=クリストファー・ロイド…に負けず劣らず、すばらしい存在感を放っていた。不気味なんだけども見慣れてくると可愛いくて、危険察知能力に長けている(一家にとってよからぬ企てを察知するのはいつも彼女だ)。IもIIもどちらもいいけど、ルックス的には身体が小さい分Iの方がより可愛かったか。
不気味で世間のものさしからずれてるけれど、その根底でありえないくらい家族愛に満ちて一族郎党結束しているところも、この作品が好きな理由の一つなのかもしれない。

IもIIもレンタルビデオで何度も借りて観たが、このシリーズとゴッドファーザーI,IIに限ってはTV放映時の日本語吹替えに限る(その他は字幕派だけど)。ゴッドファーザーで言えば、ドン・コルレオーネ=鈴木瑞穂氏、マイケル=野沢那智氏の今となっては懐かしくなってしまったあの吹替えである。

あの声、あの言い回し…"眼鏡は顔の一部です"じゃないけれど、メインから脇を固める面々まで脳裏に刻み込まれたあの吹替え音声は作品の大事な一部となっている。

期間限定でスペシャル・エディションが発売中の『太陽がいっぱい』のDVDには、TV放映時吹替音声が収録されているらしい。ゴッドファーザーでもやってもらいたかったなぁ…
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